偏袒扼腕(へんたんやくわん)
興奮して激しく怒ったり、悔しがったりすること。
「偏」 かたよる。
「袒」 はだぬぐ、かたぬぐ。転じて一肌脱ぐ、味方する意味にも(左袒など)。
「偏袒」で片肌を脱いで力むことを意味します。
「扼」 おさえる。
「扼腕」=片手でもう一方の腕を強くつかむ、悔しがったり意気込んだりするようす。
☝︎丁度これが「偏袒扼腕」している図ですね。
文字通りには偏袒も扼腕もしてないけれども。そのくらい興奮しているという例えなのでよいのです。
参考文献
『漢検漢字辞典[第二版]』(日本漢字能力検定協会)