跖狗吠尭(せきくはいぎょう)
人はそれぞれ自分の仕える主人に忠を尽くすもので、善悪をわきまえて尽くすわけではないということ。
出典は『戦国策』〈斉策〉。
「跖の狗 尭に吠ゆ」
中国春秋時代の大盗賊で、盗跖(とうせき)という人がいました。
理想的な聖天子といわれた尭帝という皇帝がいました。
盗跖に飼われている犬が尭帝に吠えつきました。
この話からできた四字熟語が「跖狗吠尭」です。
「跖」 あしのうら。ふ(踏)む。
ここでは人名で使われていますが。
参考文献
『漢検漢字辞典[第二版]』(日本漢字能力検定協会)
『漢検四字熟語辞典[第二版]』(日本漢字能力検定協会)