釜中の魚と轍鮒の急

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漢検一級勉強録 その56「醵金」

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醵金(きょきん)

なんらかの目的で必要な金銭を出し合うこと。また、その金銭。

「拠金」とも書く。

 

 

「醵」つのる。あつめる。金品を出し合う。

 

記載熟語はほかに「醵出」(きょしゅつ)。なんらかの事業、また寄付などに金品を出し合うことで、「拠出」とも書く。

 

では「醵」は「拠」の書き換え字なのかと思い、「拠」を引いてみる。

 

「拠」①よる。たよる。たてこもる。 ②よりどころ。あかし。 ③つのる。金銭を出し合う。

 

③の意味で「拠金」「拠出」が使われるわけですから、「拠」は③つのる のときに「醵」に書き換えられると言えます。

 

更に、「拠」の旧字体は「據」です。「醵」と旁が共通しています。

 

ここで旁だけで調べると、「処」の旧字体は「處」でした。オチはない

 

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