釜中の魚と轍鮒の急

漢字多めの雑記ブログです

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

漢字勉強録 その5 「齷齪」

齷齪(あくせく・あくさく) 心にゆとりをもてず、目先のことだけに追われてせわしなく物事を行うさま。 「偓促」とも書く。 「齷」 ①こまかい。 ②こせつく。さしせまっている。 「齪」 サク・セク:こせつくさま。せまるさま。 シュク:つつしむさま。

漢字勉強録 その4 「鞋底魚」

鞋底魚(したびらめ) ウシノシタ科の海魚。 「舌鮃」とも書く。 【由来】 形が鞋(くつ)の底に似ていることから。 「鞋」 くつ。わらじ。 「青鞋 セイアイ」

漢字勉強録 その3 「哀矜懲創」

哀矜懲創(あいきょうちょうそう) 人に懲罰を与えるには、相手を思いやる心が必要であるということ。 「哀」 ここでは あわれむ の意味。 「矜」 キョウ:①あわれむ。かなしむ。 ②つつしむ。うやまう。 ③ほこる。 キン:ほこの柄。 カン:やもお。妻のない男。

漢字勉強録 その2 「鐚一文」

鐚一文(びたいちもん) きわめて少ないお金のたとえ。鐚銭一文の意。 「鐚」 ①しころ。かぶとや頭巾のたれ。 ≒錏 ②びた。品質の悪い銭。

漢字勉強録 その1 「鴉葱」

鴉葱(しらいとそう) ユリ科の多年草。山地に自生。 初夏、細長い花茎を直立させ、純白の小花を穂状につける。6片の花弁のうち、4片は長さ約1cmの糸状となる。 「白糸草」とも書く。 今回から1級に限定せず勉強していくので「漢字勉強録」と改題してお送りします。

漢検一級勉強録 その384 「麕至」

麕至(くんし) むらがってやって来ること。むらがり集まること。 「麕」 [キン]のろ。のろじか。くじか。しか科の哺乳類。 [クン]むらがる。あつまる。 ≒群 「麕集 クンシュウ」

漢検一級勉強録 その383 「艨艟」

艨艟(もうどう) いくさぶね。敵の船に突き当たって壊す、頑丈なつくりの軍用船。 「艨」 いくさぶね。軍船。敵を壊す船。 「艟」 いくさぶね。軍船。敵に突き当たる船。

漢検一級勉強録 その382 「竢つ」

竢(ま)つ 立ち止まってまち受ける。じっとまつ。 「俟つ」とも書く。 「竢」 ≒俟 まつ。まちうける。

漢検一級勉強録 その381 「髣か」

髣(ほの・かす)か ほのかなさま。かすかなさま。 「髣」 ①に(似)る。 「髣髴」 ②ほのか。かすか。 ここでは②

漢検一級勉強録 その380 「擅権」

擅権(せんけん) 権力をほしいままにすること。 「専権」とも書く。 「擅」 ≒専 ①ほしいままにする。 「独擅場」 ②ゆずる。 「擅譲」 ≒禅 ここでは①

漢検一級勉強録 その379 「広袤」

広袤(こうぼう) 土地の広さ。面積。 「広」は東西、「袤」は南北の広がりの意。 「袤」 ①衣の帯から上の部分。 ②ながさ。南北の長さ。 ⇔広 ③ひろがり。 ここでは②

漢検一級勉強録 その378 「酩酊」

酩酊(めいてい) 酒を飲んでひどく酔うこと。 ≒大酔・泥酔 「酩」≒「酊」 よう。酒に酔う。

漢検一級勉強録 その377 「蝟集」

蝟集(いしゅう) ハリネズミの毛のように、多くの物が一か所にあつまること。 ≒雲集・密集 ⇔瀰散(びさん) 「蝟」 ①はりねずみ。ハリネズミ科の哺乳動物。 「蝟縮 イシュク」 ②むらがる。 ①②≒彙 ここでは②

漢検一級勉強録 その376 「曩日」

曩日(のうじつ) さきの日。さきごろ。以前。 ≒曩時・曩昔 「曩」 ①さき。さきに。かつて。 「曩祖 ノウソ」 ≒嚮 ②ひさ(久)しい。昔からの。

漢検一級勉強録 その375 「沐猴にして冠す」

沐猴(もっこう)にして冠(かん)す 服装などがりっぱでも、実質は野卑で粗暴な人のたとえ。 「沐猴」はサルのこと。 サルがりっぱな冠をかぶる意から。 「沐」 ①あらう。髪をあらう。 「沐浴」 ②うるおう。めぐみをうける。 「沐恩」 ※髪をあらう「沐」に対して、体をあ…

漢検一級勉強録 その374 「嗜眠」

嗜眠(しみん) 高熱や高度の衰弱などで病的な睡眠状態にあること。強い刺激を与えないと目覚めない。 「嗜」 ①たしなむ。 「嗜好」 「嗜欲」 ②むさぼる。 ③たしなみ。素養。 ここでは② ここからちょっとした報告をば 本日公務員の採用試験に合格し、来年春からの就…

漢検一級勉強録 その373 「篝火狐鳴」

篝火狐鳴(こうかこめい) かがり火と狐の鳴き声。衆を惑わすことをいう。 「篝火」 かがり火。夜間の警備や漁猟に照明としてたく火。

漢検一級勉強録 その372 「夾む」

夾(はさ・さしはさ)む ①物を間に入れる。 ②両側から押さえる。 「夾」 ①はさむ。さしはさむ。 「夾撃 キョウゲキ」 ≒挟 ②はさまる。まじる。 「夾雑 キョウザツ」 ③たすける。 「夾輔 キョウホ」

漢検一級勉強録 その371 「驟雨」

驟雨(しゅうう) 突然降り出してすぐにやんでしまう雨。雷が鳴り、雷雨となるものが多い。夕立やにわか雨。 夏の季語 「驟」 ①はしる。ウマが速く走る。 「驟馳 シュウチ」 ②はやい。すみやか。 ③にわか。とつぜん。 ④しばしば。たびたび。 ここでは③