2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
蝉蛻(せんぜい) ①セミの抜け殻。うつせみ。 ②「蟬脱(せんだつ)」に同じ。 蟬脱(せんだつ) 俗世間を超越すること。解脱。 ※「蝉蛻」の誤読からできた語。 つまり、蝉蛻にはセミの抜け殻のほかに解脱の意味もあった。 「蛻」の字が「脱」と似ており、せんだつ、と誤読…
橄欖(かんらん) ①カンラン科の常緑高木。中国南部原産。花は黄白色、実は楕円形で蜜づけや塩づけにして食べる。ウオノホネヌキ。 ②オリーブの誤訳。 別名のウオノホネヌキというのは 未熟な果実の果汁を飲むと喉に刺さった魚の骨が取れることからそう呼ばれ…
繧繝(うんげん) 同系統の色を濃いものからしだいに淡いものへ並べていく彩色法。 また、そのような紋様の織物。 さらに 繧繝彩色により、赤・黄・緑・紫などの色糸を用い、花菱形や菱形模様を縦位置、等間隔に織り出した錦を「繧繝錦」といいます。 繧繝錦は畳…
鍾馗(しょうき) 中国で、魔を除くという神。 日本ではその像を端午の節句に飾る。 『事物紀原』より 唐代の皇帝・玄宗の夢の中に終南山の進士・鍾馗と名乗る者が現れ、疫鬼を祓い、玄宗の病気を癒やした という故事から、鍾馗は厄除けの神とされているそうで…