釜中の魚と轍鮒の急

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漢検一級勉強録 その73「鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず」

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鷦鷯(しょうりょう)深林に巣くうも一枝(いっし)に過ぎず

人は足るを知り、各々その分に応じて満足すべきであるというたとえ。

ミソサザイは奥深い林に住んでいるが、巣をかけている枝はひと枝にすぎないという意から。

 

出典は『荘子』。

 

類語に「偃鼠(えんそ)河に飲むも満腹に過ぎず」

 

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「鷦鷯」(しょうりょう/みそさざい)

ミソサザイ科の小鳥。渓流沿いにすむ。

日本の鳥の中で最小で、全長約7cm。

全体に濃い茶色。短い尾を立てて飛び、クモなどを捕食。

「溝三歳/巧婦鳥」とも書く。冬の季語。

 

 

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