鷦鷯(しょうりょう)深林に巣くうも一枝(いっし)に過ぎず
人は足るを知り、各々その分に応じて満足すべきであるというたとえ。
ミソサザイは奥深い林に住んでいるが、巣をかけている枝はひと枝にすぎないという意から。
出典は『荘子』。
類語に「偃鼠(えんそ)河に飲むも満腹に過ぎず」
「鷦鷯」(しょうりょう/みそさざい)
ミソサザイ科の小鳥。渓流沿いにすむ。
日本の鳥の中で最小で、全長約7cm。
全体に濃い茶色。短い尾を立てて飛び、クモなどを捕食。
「溝三歳/巧婦鳥」とも書く。冬の季語。