濫竽充数(らんうじゅうすう)
無能の者が才能のあるように見せかけること。
また、実力もないのに、分以上の位にいること。
由来:中国、戦国時代、笛の合奏を好んだ斉の宣王の楽人のなかに、笛の吹けない無官の者が紛れ込んで優遇されていたが、次の代の湣王は独奏を好んだので、その者は事の露見をおそれて逃げだしてしまった故事から。
出典は『韓非子』。
「数」の旧字体は「數」
「濫」
みだりに
「竽」
ふえ。笙(しょう)の一種。
「充数」
員数をそろえる。
≒南郭濫竽