釜中の魚と轍鮒の急

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漢検一級勉強録 その151「濫竽充数」

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濫竽充数(らんうじゅうすう)

無能の者が才能のあるように見せかけること。

また、実力もないのに、分以上の位にいること。

 

由来:中国、戦国時代、笛の合奏を好んだ斉の宣王の楽人のなかに、笛の吹けない無官の者が紛れ込んで優遇されていたが、次の代の湣王は独奏を好んだので、その者は事の露見をおそれて逃げだしてしまった故事から。

出典は『韓非子』。

 

 

「数」の旧字体は「數」

 

「濫」

みだりに

 

「竽」

ふえ。笙(しょう)の一種。

 

「充数」

員数をそろえる。

 

 

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≒南郭濫竽