釜中の魚と轍鮒の急

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漢検一級勉強録 その190「顰みに効う」

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顰(ひそ)みに効(なら)う

①事の善悪も考えず、むやみに人まねをすること。

②人の言行を見習い、同じようなことをするのを謙遜して言う言葉。

 

「効う」は「倣う」とも書く。

 

 

「顰」

ひそめる。顔をしかめる。ひそみ。 「顰蹙 ひんしゅく

 

 

【故事】

中国、春秋時代、越の絶世の美女、西施が胸を患い、故郷へ帰った。西施が咳こんで顔をしかめるのを、村の女たちが美しいと思い、早速まねたところ、村人に気味悪がられ、敬遠された。(『荘子』)

 

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