2020-03-04 漢検一級勉強録 その190「顰みに効う」 勉強録 顰(ひそ)みに効(なら)う ①事の善悪も考えず、むやみに人まねをすること。 ②人の言行を見習い、同じようなことをするのを謙遜して言う言葉。 「効う」は「倣う」とも書く。 「顰」 ひそめる。顔をしかめる。ひそみ。 「顰蹙 ひんしゅく」 【故事】 中国、春秋時代、越の絶世の美女、西施が胸を患い、故郷へ帰った。西施が咳こんで顔をしかめるのを、村の女たちが美しいと思い、早速まねたところ、村人に気味悪がられ、敬遠された。(『荘子』)