釜中の魚と轍鮒の急

漢字多めの雑記ブログです

漢検一級勉強録 その6「驪竜頷下の珠」

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驪竜頷下の珠(りりょうがんかのたま)

危険を冒さなければ得られないもののたとえ。

 

驪竜は黒色の竜。

中国や日本の神話に登場する邪悪な竜だそうです。顎の下に貴重な珠を持っているとされています。

 

竜が持つ珠を手に入れるのが危険なのは想像に難くありません。

 

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(竜と頷の間で改行されたため画像を繋げています)

 

「驪」には①くろうま(黒色のウマ)②くろい(黒い)③ならべる。ウマをならべる

といった意味があります。

単体では馬なのに「竜」がくっつくと竜に変化するのですね。

 

「頷」はあご。「頷(うなず)く」にも使われる漢字です。

意外にも1級の漢字でした。

 

 

参考文献

漢検漢字辞典[第二版]』(日本漢字能力検定協会)