纐纈(こうけち)
奈良時代に行われた絞り染めの名で、布を縫いしばって染料にひたす染色技法。
インドから中国を経て日本に伝来した。
染色技法には幾つか種類があり、纐纈については「絞り染め」というのがポイントのようです。
「纐纈」をそれぞれ頁部を除いてみると、「絞」
「結」。こうして考えれば難しくありません。
「纐」 しぼる。しぼりぞめ。
国字であり、用いられる熟語は「纐纈」のみ。
「纈」①しぼり。しぼりぞめ。 ②目がかすむ。
「纈草(かのこそう)」 (オミナエシ科の多年草)という当て字での使われ方があります。
参考文献
『漢検漢字辞典[第二版]』(日本漢字能力検定協会)