①イガグリも内から割れる
・・・だれでも年頃になれば自然と色気づくことのたとえ。
②親父の外歩き、息子のカンキン
カンキン・・・1.声を出さずに経文を読むこと 2.声を出して経文を読むこと =読経・誦経(ずきょう)
③シも舌に及ばず
・・・一度口にしたことは取り返しがつかないものであり、口は慎むべきであるというたとえ。
④カイドウ睡り未だ足らず
・・・美人が酔って眠ったあと目覚めて、まだ寝不足でなよなよとなまめかしいさま。
⑤セッキ骨を銷(しょう)す
・・・悪口も積み重なると、ついには硬い骨も溶かしてしまう。
⑥レイスイの交わり
・・・君子の交わりは水のように淡白であるがいつまでも変わることがなく、小人の交わりは甘酒のように濃厚であるがすぐ飽きてしまうということ。
⑦考えとソクイは練るほど良い
ソクイ・・・めしつぶを押しつぶし、練って作った粘り気の強いのり。
⑧コンリョウの袖に隠れる
・・・天子の権威の陰で勝手に振る舞う。
⑨ハクジョウの塵
・・・路上のちりや砂ぼこり。飛び散って定めないことのたとえ。
⑩ランジャの室に入る者はおのずから香ばし
・・・よい環境にいてよい友人と交われば、自然に感化されて自分の身も正しくなるということのたとえ。ランジャは、よい香りのこと。
⑪煽てとモッコには乗りたくない
モッコ・・・縄やわらで編んだ、土などを運ぶかご。
⑫年寄りの言うことと牛のシリガイは外れたことがない
シリガイ・・・ウシやウマの尻にかけるひも。
⑬同じ穴のムジナ
ムジナ・・・1.アナグマの別称。 2.タヌキの別称。
⑭亭主の好きな赤エボシ
・・・赤いエボシをかぶるような非常識なことでも、一家の主人の好むことなら、家族はみな同調しなければならないということ。
⑮ヒスイは羽を以て自ら害なわる
・・・すぐれた才能や長所をもつために、かえってわざわいを招くたとえ。
解答
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