長らくゲームのハードはSONY派だったのだが、先日ついにNintendo Switchを購入し、毎日のようにあつ森をプレイしている。
流行に随分遅れているが、楽しいものは楽しい。あつ森最高だ。
私の島は「さかな島(じま)」なので、「魚」のマイデザインを頑張って制作し、好き放題地面に敷いたり壁紙にしたりしている。
あつ森のおかげで現実世界の疲れから逃れ、もう1人の自分の人生を自由気ままに歩むことができる。
もはやあつ森のために今この現実世界を生き延びていると言っても過言ではないのかもしれない。
無論、これからもさかな島でのスローライフを満喫していくつもりである。
私はゲームが好きだ。休日はほとんどゲームしかしていない。
日課の書写と勉強をちゃちゃっと済ませたら、あとはゲームの時間。
勉強なら30分もしたら飽きてしまうが、ゲームなら何時間でも楽しく続けられる。なかなかの駄目人間らしい言い草だが、こればかりはどうにもならない。
Switchを買う以前はPS4のフォールガイズやGhost of Tsushima等をひたすらプレイしていた(この2タイトルは今も大好きだ)。
フォールガイズは可愛らしい見た目のキャラ達が優勝のみを貪欲に目指して他人を蹴落としていくオンラインパーティーゲーム。
Ghost of Tsushimaはモンゴル軍の襲来を受けた13世紀の対馬を舞台に、あらゆる手段でモンゴル軍を倒していく時代劇アクションアドベンチャーゲーム。
両者ともにあつ森とは全く違う殺伐さのあるゲームである。
ひたすら遊んできたPS4と最近遊び始めたSwitchを比較すると、それぞれ別々の長所を持っていることに気づいた(既にどちらも所持している人にとっては当たり前すぎる話かもしれないが)。
PS4(持っていないがPS5も)の良さは、据え置き機としての性能の高さだと思う。
まずグラフィックが大変美しい。
Ghost of Tsushimaではオープンワールドで対馬の数々の絶景を楽しむことができる。
有線のインターネットに繋げば大人数のオンラインプレイも快適に遊べる。
フォールガイズでは60人のわちゃわちゃ感を存分に味わえる。
直近15分間のプレイ動画をいつでも保存できるというのも便利な機能である。
じっくり腰を据えてゲームに浸りたいというときはPS4一択だ。
対してSwitchの強みは、とにかく気楽に遊べるところにあるだろう。
プレイスタイルにもよるが、私にとってSwitchは“据え置き機”というより“テレビ出力もできるポータブル機”だと感じている。
電源を切る必要は基本なく、待機中はスリープモードにするので起動を待たずにすぐ遊べる。(PS4にもスタンバイモードというものがあるが、負荷がかかるとも聞くので私はPS4の電源を毎回切っている)
PS4に比べスペックは劣るものの、疲れてPS4を起動する気力がないときに寝転びながらでも遊べるSwitchは非常にありがたい。
私はこうしてPS4とSwitchを使い分けながらゲーム人生を謳歌している。
とはいえ、ゲームで負けた・失敗したときはどうしても苛ついてしまう。
現実世界で抱えたストレスならゲームで発散できるが、ゲームで抱えたストレスはゲームでしか発散できないのだ。
私はゲームが好きな割に全然上手くはないので、何のジャンルであれ対戦をすれば負けることの方が圧倒的に多い。
負ける度につい奇声をあげてしまう。
私の奇声による近所迷惑を危惧した母に、ゲーム中は必ず窓を閉めるよう注意されているくらいである。
私にとってゲームというのはトライ&エラーの繰り返しで、負けるたびに手法を変えつつ何度もプレイし、ようやく勝利を得るものだ。
その一掴みの勝利によって負けたときのストレスは一気に吹き飛び、達成感と大きな悦びに包まれる。
俗な言い方をすれば、「脳汁」がドバドバと溢れ出る瞬間である。
───これだからゲームはやめられないのだ。
ゲームは麻薬。私はこれからもゲームと共に人生を歩んでいくことだろう。
今夜はさかな島で花火大会がある。
大好きな島の住民たちと一緒にアイスでも食べながら眺める花火は、きっと何よりも綺麗に見えるに違いない。