釜中の魚と轍鮒の急

漢字多めの雑記ブログです

漢検一級勉強録 その16「縹緻」

f:id:fuchuunouo:20190912235513p:image

縹緻(きりょう)

顔だち。みめ。容姿。

 

「器量」とも書きます。

「縹緻」は当て字の表記。

 

 

 

「縹」①はなだ。薄いあい色。また、はなだ色の絹。 ②遠い。はるかな。

 

「緻」 きめこまかい。くわしい。

 

 

縹(はなだ)、というのは植物名で、ツユクサの別称だそう。

 

ちなみに縹色(はなだいろ)がこちら。

f:id:fuchuunouo:20190913000344p:image

 

 

f:id:fuchuunouo:20190913000440j:image

上の画像に注記を付しておきますが、「縹緻(きりょう)」は当て字なので「縹」にキという読みも無ければ「緻」にリョウという読みもありません。

誤解を与えやすい表記をしてしまったことを詫びます。

 

参考文献

漢検漢字辞典[第二版]』(日本漢字能力検定協会)